『The Dinosaur』 恐竜 ダイナソー 現代アート バスキアオマージュ

商品説明【作品名】『The Dinosaur』 【サイズ】91cm x 60cm【画材】アクリル絵の具【作品】木材パネル今回の作品もまた想像以上に時間が掛かってしまいました。パネルの製作から含めるとほぼ一月。（同時進行してることも多いので、丸々つきっきりというわけではないんですが）今回は表面コーティングを見直し、角がさらにシャープになるようにしました。ジレットのCM『うっうっうっ、切れてなーい』ほどではないですが、エッジがいつもより出ています。僕がキャンバスを使わないのもそれが理由の一つ。キャンバスは帆布をピンと張って固定するので角が若干滑らかになるのと、近くで見ると布感が分かるので僕のスタイルには少々そぐわない。どんな絵を描くか想像し、それに対して余白を決める感じで逆算的に構図を練ることもあり、その時は木材選びをする必要があるのですが、自由に規格外のサイズを作れるのでいずれにせよその方が僕にとっては良いわけです。（騒音と手間の問題もありますが）そのことでホームセンターを軽く出禁になった話は以前もしたと思うので今回は割愛。。さてそんなわけで、今回のテーマはバスキアへのオマージュ。バスキアが過去に残した恐竜のパロディを僕のスタイルで繊細な部分とポップな部分に分けて仕上げたのですが、バスキアファンの方なら良さがさらに分かっていただけると思います。今回こだわった点は実は結構あって、詳しく話すと長くなるのでドラえもん風に流すことにしますが(長くなるのでやめとこう。ってな具合)、まずはアンティークっぽさを若干出すためにムラを出した背景が一つ。クリーム色なのも紫外線で焼けたような経年ぶりを醸し出すため。そしてポップ（王冠）とセンシティビティ（恐竜）との融合。もちろんこれが今作品の根幹となる部分。バスキアがあらゆる作品で残したクラウンのインパクトが強いので、今作品でも面積に対しての存在感が凄いなと感じました。ファンキーな王冠一つでキングオブポップアートを象徴しているところにそのブランド価値があると言えるでしょう。そして恐竜。これは僕がバスキアとの融合を求めて仕掛けたエレメントです。繊細さと原色ドカンのはじけた要素が合わさるとどうなるかという好奇心も制作理由の一つに上がります。そして上下の大きな余白。これがなければこの絵はこんな感じには成り立たなかったと断言できます。この空間に、バスキアが思いつきでイタズラ描きしたような雰囲気や意味を持たせています。最後の仕上げに崩したサインで調和をとって完成なのですが、今回も余白との戦いが1/3を占めていたような気がします。何もない部分に意味を持たせ、空間や間、形が無いものに侘び寂びを感じる。我々日本人が最も得意とする一面なのではないでしょうか。そういった視点で今回の作品を眺めて欲しいと完成後に思ったのでした。インスタグラム: zauber0

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